SONNY

面白かった。面白かったというか、グッと来た。俺には。
良い映画だったのかどうかは知らない。俺にはグッと来た。
「勉強が出来た症候群」とでもいいましょうか。学生の頃は言えなかった。やっぱり。そう言うことは。
でもそう思ってたのは事実だ。
それってなんだろうね。幸せな事?確かにそうでなかった人たちからいえばなんて贅沢な言葉を!って事だろうけど、
それは幸せな事では決して無い。と、思っているのがつまり「勉強が出来た症候群」だ。
ロープレで表現すれば、呪われた強い剣みたいなものかな。
あらかじめ持っていたもの。外れないもの。そして、自分ではないもの。そんな感じ。
全編を通して出る、「悲しい目の笑顔」。
どうにもなんなくなった時に、笑顔が出る人。
そういう人には、是非見てもらいたい映画。


幸せになろうとさえ想わなければ、それなりに生きていけるんじゃない?