moonlight mile 8

機械の体を貰った少女達はほんの少しだけ怠惰な生活を送ってるように想えた。
彼女たちに真摯で無い時間を過ごす時はないだろうに。
人間の尊厳の狭間で生きる人たち。善と悪を分ける立場にはそういう人が相応しいのだと
僕に言ってはくれたが、僕はあなた達のちょっと良い部分を見過ぎたよ。狭間にはいないの。もう。

月で夢や浪漫でなく現実を続ける人たちは現実で有るが故に失ってない。
ロストマンと吾郎があんま会わないのが鈎なのかな。
結局は友情物語に集約されるんだが、それがどのような友情であるかだよな。
友情って凄く裏打ちされているものだから。尊いし、厳しいよな。愛情もそうあるべきだと俺は想うけど。